2011年6月10日金曜日

書いてないこと

学生実験中、驚いたこと。

「書いていないことをやってよいとは思わなかった。」

そんな発言が出るとは思わなかった。普通はその反対だろう。

この学生実験は、コンテスト形式で載荷実験のポイントを競うものなのだが、もちろんルールはある。形状の制約から、得点の計算方法、そして、材料の制約である。

材料は、鉄筋であればトータルの長さの最大値を規定するだけで、他に一切書かれていない。長いのを1本として使ってもよいし、短いのをたくさん使ってもよい。この部分は、独創的なアイディアの登場を期待して、最大値以外の規定はしていない。

普通、ルールとは、禁止されていることが規定され、それ以外の事は自由にやってよいはずだ。これについては殆どの人も納得していただけると思う。

と、ここまで勢いで書いてしまったが、3年生もそれほど深く考えて答えていないかもしれないので、その一言に対して私も敏感に反応してはいけないように思っている。ましてや、それをゆとり教育と短絡的に結び付けたくはない。

Windowsが再現性のないエラーで止まることがあるように、1回のみの不具合はあまり気にしないことだ。2回以上続いたら要注意だが。

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