2012年4月12日木曜日

オランダへ

また途絶えていましたが、近況です。

3月は高知・鳥取方面へ出張し、沢山の素晴らしい方々に出会い、またまた勇気を戴きました。本当はそのようなこともブログに記載し、さらに自分の糧になるように再整理すべきでしたが、悪い癖でいろいろとそのままになってしまいました。その後も、若手技術者で東北に行ったことも同じです。

2月末から3月末にかけて頭を悩ませてきた、追加開発中の表面吸水試験装置の自動化については、計測装置との組み合わせの関係から、LabViewというプログラミング言語をゼロから学ぶことを選択し、何とか形ができたのが最近です。1ヶ月あれば開発できるだろうと予測して見込み発車したのですが、いきなり壁にぶつかり冷や汗ものでしたが、完成が見えて肩の荷が下りました。単に言語が変わっただけなので内容に難しさは無いですが、作法のちょっとした違いなど、てこずりましたが、サポートセンターへ質問を投げ、それを1・2日で回答いただき、というのを繰り返して、到達しました。このやり方は、論文の執筆にも似ていますね。

そうこうしているうちに、4月に入って新メンバーも迎えました。今年は、4年生の顔合わせの時から、スタッフの気合も異なり、早いスタートを切ることになりそうです。関連して、修士や博士の学生もそれぞれが持てる力を出して、研究室をより良くするように動いてくれているようです。先日の歓迎会でも、M1は工夫を凝らして頑張ってくれました。近くにいた一部の学生にしか感謝の言葉を言えませんでしたが、たかが焼肉でも涙が出てきました。M2も、つい先日までほやほやの4年生のように思っていた(ごめんなさい)のですが、就職活動にもまれて、あまり会わなかったこの1ヶ月のうちに、立派に成長して、言葉に力を感じました。経験もそうだし、最上学年になった立場もそうさせるのでしょうか。これも涙がぽろりと。あと1年楽しみです。

M1にとっては(良い意味で、と信じたい)非常に大きな負荷である学生実験のティーチングアシスタントも始まります。それぞれの担当で、必死に頑張ってくれているのが、目の色からわかります。

で、私は明後日からオランダに行きます。細田先生が開発をスタートし、私と細田先生で改良に取り組み、現行の形式はほぼ私のオリジナルとなった自動計測付き表面吸水試験。しかるべきところに特許は出せました。これを使って、ヨーロッパの委員会で世界のコンクリート非破壊試験を行っている研究者との共通試験で披露してきます。計測ソフトのチューニングをどうするかなど細かいことは残っていますし、測定だけでなく成果のプレゼンも頑張らないといけないので、どうなるかわかりませんが、ベストを尽くさないと今までやってきたことがもったいないです。出国までに残っている仕事が終わりそうにないのですが、きちんと仕分けをして、今しかできないことに注力しなければ。

オランダの宿泊手配や、それ以外(1日半だけ空きがある)の見学について妻には頼りっきりでした。妻は、オランダについていろいろ調べまくって私よりも詳しくなり、もう旅行した気分になったと言っています。津波に関連して、オランダの大堤防はぜひ見たかったのですが、遠いのでレンタカーがないと無理だなぁと諦めていましたが、妻が見つけてくれたバスツアーを予約でき、その見学も達成できそうです。他にもそのパンフレットには、治水云々と土木っぽい記述もあり、楽しみにしています。風車はのどかな田園風景だけでなく、治水のための縁の下の力持ちですから。

いつも通りバタバタですが、何とかうまくいくようにやります。



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