2014年1月20日月曜日

缶詰

今日は学生寮の宿直。以前にも書いたが、寮務主事補をしている関係上、他の先生のローテーションよりも少々多めに宿直がある。

修学旅行のような(マンガやドラマの世界か?)教員が寝ずの番で、枕投げを注意しに行くわけではない。寝るまでは、適切な時間に見回ったり、平日の多くは低学年の勉強会があるのでその指導をしたりするが、就寝以後は基本は何もない。天災や病気があれば、責任者として対応するためにいるのだろう。

PCも持ち込めばネットも完備されているので仕事はできる。テレビもある。しかし、研究室のような内線電話がかかってこないことや、通常の学生への対応がないという特徴があるので、その機会を十分に生かしたいと思っている。

学生の学習時間には、基本的に学習部屋にいるようにして、私も本や資料を持ち込んで一緒に勉強する。半分は見せることに意義があると思っている。机間巡視したり、声をかけながら、自分の勉強もする。

今日は、防災関係などの本を読むことに徹した。来週からの出張と関連するので、インプットしておかなければならない。本を読むことは、日々の生活でどうしても後回しになりがちであるが、来週の出張のための予習にもなるので、やっておかなければならない。


1年生には授業を持っていないので、寮で1年生と接することができるのは貴重な機会と思っている。今日はたまたま1年生の学習日と重なったので、久々に、長めの時間を過ごした。今日はできるだけ声をかけるように努めて、コミュニケーションを図ったつもりだ。すると、学生も声をかけてくれて、いくつか質問が出てくる。専門の質問ではなく、たわいもないこととだが、それに対しても、物事の考え方、エンジニアとしての対処の仕方、等を説明したつもりだ。彼らにどう映ったか。

こうやってブログを書いているのも普段おろそかになっていることを補うつもりであるから。

学生寮のことを言っているのではなく、教員にとっての宿直は、良い意味の「カンヅメ」のような風に捉えてみた。作家がホテルで原稿を書くような。風呂、食事、が揃って、やることさえやっておけば、外的なノイズが一切ない。出張もある意味そんな時もなくはないが、大抵は、夜の懇親会も重要で、現場系の場合は朝も早かったりで、なかなか勉強はできないので。

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