2015年2月10日火曜日

借りる力

研究をしていて、装置の有無は研究の制約にはならない、してはいけない。本当に必要であれば借りれば良い、というのは、前任校の恩師に良く聞かされた。

実際高専に赴任して、特に構造系の装置や、分析系のものがない。前者は仕方が無いが、後者は自分で稼がねばならないのだが。とはいえ、無いものは仕方がない。今年度は、結構額が大きな装置を県内の2機関と連携して使わせていただいている。

言うは易しであるが、行うは難し。相手にその装置があるかどうかの情報も大事だし、そして、見ず知らずでも相手に飛び込んで連携する行動力、であろうか。たまたま縁あって、今回のことに繋がるが、そもそも、そういう考え方を持っているかどうかで、大きく異なるだろう。

そう考えると、良く大学や高専を訪問した際に実験室見学をすることが多いが、もう少しそういう観点で物色する、というしたたかさがあっても良いかなとちょっと思っている。

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